day & night

“Sophia Clarus new moon in march での小さな生活”

お掃除の本(”Städning” )とずいぶん上澄みのある部屋を見ていたら、今が整え時だと思った。

部屋にいる友達(Soulmate?)とお客さん(どこかかからやってきた使者たち)は「そうだね、やっと気がついたか」と言う。

お茶もいろいろ眺めてすぐ「これ」(For myself By myself)と選ぶようにしたいし、本(”How to travel”)ももう少しわかりやすく手に取りたい。
だいたいあれもこれもとフワーッと簡単に選びすぎなのだ。

針仕事は裁縫道具の箱(繕い箱)に入るだけのアイテムに、布はカゴ(春をさがしに)に入るだけの量に、大事な羊毛は瓶(spring spring)に詰めておく。小さな口だけど出せるかしら?

ちょっと足りないものを思いつく。それだけは買いに行かなきゃ。
余計なものを買わないように。小さなリュック(小人の靴のためのリュックサック)を持っていくことにする。

頑張って整えたら、あとはお昼寝(Sorcerer’s screed cushion)が待っている。

repair

大好きなバッグが両サイドともほつれてきていて、どのように繕おうかと考える。でも結局いつも単純なチクチク。頑丈なだけの。新しく友達になりなおす感じ。またよろしくね、という。新鮮。

goodbye morning

make tea

今日1日分のお茶を沸かして、今飲みたいお茶を淹れて、身体用のお茶も作っておく。
朝の作業。

雨がまた降っていて、少し外に出てみた。
傘もささずに雨を浴びながら、その冷たさとみずみずしさを染み込ませる。
川の向こうの景色は随分と靄がかかっていて見づらい。
ちょうどいい。

cooking

おまじない

このクッションの上に寝っ転がったら
スーッとすっきりします。
おまじない、おまじない…。

本が届く

今日もまた新しい本が届く。ポストをのぞくしあわせ。積み重ねていく色あい。

届いた小包

頼んでいた本が届く。少しずつ少しずつ、すでに最初から惜しむように読んでしまう。

雪原に光る青い粒、を入れるための箱

青い雪を大切に雪かごにしまいこんでいたけれど、そろそろ終わり。
生温かい風が頬に触れるようになって、部屋の扉が膨らんで閉まりにくくなって、キャンドルの灯りが淡い桃色に変わってきたら、雪かごは雪をしまっておくものとしての役目を終え、繕いものの道具のための箱になる。

針、はさみ、糸、ボタン、ハギレ、、、。
小さな道具はとても頼りになる仲間たちで、いつもわたしのヘンテコな作業を一緒になって手伝ってくれる。
わたしは器用な方とはとても言えなくて、きちんとだとか、細かくだとか、そういう仕事とはあまり縁がなく、なんとなくだとか、雰囲気だとか、そういうまとめ方をしてしまうのだけれど、道具たちもそんな風で、ゆるく、だいたい頼りない(頼りになるの、ならないの、どっち?)。
しかしそれはお互いさま、ましてやこの雪かご自体もだいぶのんきな存在なので、とてもいいトライアングルができている、と思う。

雪かごに描かれている花はグラデーションとその形がとてもキレイな青い模様。じっと見入ってしまう。

I know

昨日は山に沈む夕日を眺め、今日は海に沈む夕日を眺めた。
昨日は硬い土を踏みしめながら歩き、今日は波をゆっくりかき分けながら歩いた。
見たことない緑、見たことない青。
でも目を瞑ると知っていると誰かが言う。
ベッドに横たわりながら、ゆっくり思い出していく。
いつの間にか眠りに落ちる。

sea saw

波の音が大きくて眠れないというから、散歩しようとそっと抜け出す。
こんな満天の星はわたしたちの住む街では見られないねえと、上ばかり眺めていたら、砂浜に足を取られて転びそうになる。

moon looks at me

月が見守ってくれている。
まだ明るいうちから真っ白な月は空にあり、わたしがどこへ行こうとそばにいた。
草一つ生えていないゴツゴツとしてどす黒い世界を歩き続けている時も、青く軽やかな空に月はポカンと浮かび、やがて雷雨が訪れ何も見えなくなった時も、月はここにいるからと声をかけてくれた。
背が高く葉が生い茂る木々の間から見える光を頼りにはっきりとはわからない方向に、でも、きっと明るい方向に、ただ進み続ける。
わたしと月の約束を守るため。

Mauna Kea with moon

雨が降っている

今朝目覚めた時はとても眩しい陽の光が部屋に注ぎ込んでいたけれど、出かける頃にはやはり空はグレーの雲に覆われ、またもや雨が降ってきた。
隣の町まで出かける。テラスでおしゃべりしているおばさんたちと並んで、わたしはとてもとても甘いカップケーキとずいぶんとあっさりしたコーヒー。テイクアウェイには、ロールケーキ、クッキー、バー…。少し買いすぎ。
休みの日。のんびりした空気。心地いい程度の湿度。

雨が降っている

雨がさらに降って、わたしたちは雨宿りすることにした。ほんの少し先も見えないくらいの激しさで、でもその音はとても心地よかった。たくさん流してくれている。明日も雨だそう。

雨が

雨が降っている。
洗って干しておいた藍の布からは、きれいな透明の滴がしたたっている。

静かな広場

広場の噴水を眺めているのはわたしだけで他に誰もいなかった。

ジューススタンドも閉まっている。この季節は苺とローズのティーがあるはずなのに、このままもうこの春は飲めないのかしら。

持ってきたランチボックスを開けて、フォークでプスプスとフジッリをさしながら、水の流れる音に耳を澄まし、あれ、こんなにここの噴水の音って大きかったっけ?と、それだけ周りに音がない、いうことに驚く。

マーケットにも人は少なく、ヒヤシンスを3つだけ買って帰ってきた。

no.8

No.8
扉を開けた箱の中に入っているのは、たった一つの小さなおまじない。

ちょっとした鏡と小物入れがついていて、一瞬自分を確認する。
ポケットには甘い香りのするリップ、ほんの少しだけ唇が色づく。
丁寧にアイロンをかけたハンカチ、お気に入りのミストをワンプッシュだけして、どこでもいつものわたしに戻れるように。

大きな鞄は随分とくたびれてきて、ところどころほじけているところもあるのだけれど、「これ目立つからどこにいてもすぐに見つけられるね」と言われたから、見つけて欲しいと持ち続ける。

いきなり来る強い突風。捲き上る砂埃。
目が痛くて泣いているのか、そうでなくて泣いているのか。

春の約束。おまじないはおまじない。

自転車に乗って

風をきって進むのには今日は寒すぎて、およそ爽快というものとは遠かったけどマフラーでぐるぐる巻きにした顔はおそらく笑っていたはず。

静かな昼下がり、人とほとんどすれ違わないこの通り、猫だけが塀の上からチラッと見てくる、そして、小さな春がところどころに咲いている。

大好きなベーカリーに着いた。パンでなく、いちごのショートケーキを買った。初めて。そしてそのまま店の前のベンチで食べることにした(しかしケーキを椅子だけで食べるのは難しい)。

あれも食べたいな、うん、これも食べたい、おいしそうなものがずらーっと並ぶショーケースをケーキを頬張りながら眺めていたわたしは、さて、どんなに食いしん坊に見えただろう。

BLUE

毎日満月が写る湖にプカプカ浮かぶ小さな器。
器の中にはウォーリードールが誰か来るのを待って寝そべっている。

ようやっと湖に張る氷が薄くなってきて、魚たちとも時々おしゃべりができるようになった。
彼らが言うには冬の間は魚仲間としか話せないから、だいたいおんなじ話になってつまんないそうだ。
春の光はキレイだねぇ、うれしいねぇ、なんて、ひさしぶりに触れる外の世界に目をオジ魚は細めていた(単にまぶしいだけだったのかも)。