月が見守ってくれている。
まだ明るいうちから真っ白な月は空にあり、わたしがどこへ行こうとそばにいた。
草一つ生えていないゴツゴツとしてどす黒い世界を歩き続けている時も、青く軽やかな空に月はポカンと浮かび、やがて雷雨が訪れ何も見えなくなった時も、月はここにいるからと声をかけてくれた。
背が高く葉が生い茂る木々の間から見える光を頼りにはっきりとはわからない方向に、でも、きっと明るい方向に、ただ進み続ける。
わたしと月の約束を守るため。
月が見守ってくれている。
まだ明るいうちから真っ白な月は空にあり、わたしがどこへ行こうとそばにいた。
草一つ生えていないゴツゴツとしてどす黒い世界を歩き続けている時も、青く軽やかな空に月はポカンと浮かび、やがて雷雨が訪れ何も見えなくなった時も、月はここにいるからと声をかけてくれた。
背が高く葉が生い茂る木々の間から見える光を頼りにはっきりとはわからない方向に、でも、きっと明るい方向に、ただ進み続ける。
わたしと月の約束を守るため。