隣でおばあさんがずっと話し続けるから、とりあえず聞いていた。新しくやってきた子猫のこと、通っているコーラスグループでのいざこざ、昨日うまく出来た晩ごはん、、、などなど。ずっと話していて疲れないのかしら、と不思議で仕方ないけれど、とても楽しそうに話すから、そう疲れもしないのだろう。いつまで続くのかなと思っていたら、急に「パンを買いに行こうと出てきたんだった!」と思い出したみたいで、長い話はいきなり切り上げられた。
fruits
くだものばかり食べている。
watermelon
watermelon, every day.
after taking a walk
こうなったら朝まで歩き続けることにした。日はいつか登る。終わりはやってくる。不思議と疲れることはなく、前か後ろかもわからない中でも、さほど恐怖も湧いてこなかった。時間は過ぎた。少しずつ東の空が明るくなってきた。弱い灯も勝手に消えた。
take a walk
深い夜の散歩。ずっと長い坂は先が見えず、登り切ったらそこから落ちてしまうかもしれなかった。湿度の高い日。道の両サイドには、今にも消えそうなくらい弱い灯が永遠に並ぶ。一向に景色は変わらず、後ろを振り返っても、もう始まりは見えなくなっていた。
after taking a nap

また昼寝をしていた。夕暮れのオレンジ色で部屋がいっぱいの頃、目を覚ます。そういえば朝から何も口にしていなかった。トーストしたパンに桃のスライスとちぎったチーズをてんこ盛りのせたもの、フランボワーズのソースのかかったいちじくのサラダ。きれいな色たち。
three mountains
今日は3つ山を登る。1つ目の山で光る玉を見つけ、2つ目の山で七色の滝を見つけ、3つ目の山で導きの鳥を見つけた。1つ目の山から2つ目の山の間に、持ってきたサンドイッチを食べ、2つ目の山から3つ目の山の間に、川で少し泳ぎ、3つ目の山から家に帰る間に、雨を浴びた。光る玉を胸に置き、滝の水できれいに手を洗い、導きの鳥の声を聴き、次の山はどこかと決める。
stop snowing
この頃、川の流れはずっと止まっていて、もう何日も同じところにボールが浮かんだまま。さすがに水は濁り始め、ボートに乗る人も減ってきた。
New moon in July 2020

kiwi fruits

部屋の本棚がまたいっぱいになってきたから、屋根裏に持っていくことにする。とは言え、屋根裏ももう大概なことになっている。
sleep and sleep
再び眠る。起きて、寝て、また起きて、寝て。枕を抱えて、向きを変えて、座り込んだと思ったら、もう一回倒れて。窓から吹き込む風は嵐のように騒がしく、それを子守唄にしながら、また目を瞑る。シーツがひんやり触れるのがなんとも心地よくて、転がる。日が暮れている。夜になる。そのまま眠る。
after lunch
Mr.ColorとMrs.Colorのお店で久しぶりにお昼を食べた後、すっかり満足してそのままそこでちょっとウトウトしてしまう。わたしにはよくあることで、彼らもそれに慣れているから、そのまま放っておいてくれる。しかし目が覚める頃ってわかるのだろうか。うたた寝から意識が戻ってくると、必ず、目の前に温かいお茶が出されている。それも毎度違うお茶。さらに、それはその時のわたしにぴったりのものだから、なんだか彼らとわたしの問答みたいでおもしろい。
baked apple tea
真夜中のベイクドアップルティー。シナモンの香りがずっと残る。
next new moon in july 2020

singing and dancing
踊ることも歌うこともあまり興味がないので、そういうことは一人の時もしない。この間、部屋にやってきたキツネに一緒に踊ろうと誘われたけど、露骨に嫌な顔をしてしまった。一瞬彼は驚いたけど、その後気にせず一人で踊っていた。
blue time
もうすぐ夜が明ける。
誰にも会わずに旅立つことにする。
it’s raining
雨と雨の合間に買い物に出る。足元にはあちこちに大きな水たまりができている。それを避けるようにひょいひょい歩いていたら、後ろから小さな子の笑う声が聞こえた。
fire

暖炉の火が消えたときに残っていたのはこの実で、これはどうやらこのまえ海で拾った実と同じものなのではないかと思ったのだけれど、2つ集めたという事は3つ目のことを考えなくちゃいけない。そう思うとちょっとめんどうで、もうジャックにあげてしまおうか、となる。
flowers

morning breads
朝、オープンに合わせて店に行き、熱々のパンをもらう。油断するとやけどしそうな湯気をたっぷり含んだパン。それを頬張りながら、冷たい道を歩いて帰ってくるのがなによりいい時間。時々はもう一つパンをもらってそのまま森に行き、お昼までいたりする。冬の森は寒いだけでなく暖かい。街よりもずっとしっとりとした空気で覆われていて、ちょっと自分が乾いていたりする時には、しばらくいるだけでみずみずしくなっていくのがわかるのだ。
