take a walk 深い夜の散歩。ずっと長い坂は先が見えず、登り切ったらそこから落ちてしまうかもしれなかった。湿度の高い日。道の両サイドには、今にも消えそうなくらい弱い灯が永遠に並ぶ。一向に景色は変わらず、後ろを振り返っても、もう始まりは見えなくなっていた。