stars in the sky 2020.11.30-12.07

ずいぶん長い間、あの山には登ったことがなかったのです。いつも麓から眺めるだけで。でも青い街は永遠に日がくれないから、ゆっくり時間をかけて登っても大丈夫だろうと。だから明日は山に登ります。今夜はその準備をしようかな。

クォーツのひとりごと「楽譜も天使もあまりにも歌声が美しすぎるから、演奏しながら寝てしまいそう…」

sing with angel。楽譜が歌う。あまりにも綺麗な声に、天使がやってきて、一緒に歌い出しました。それはまるで雲の間からさす光のような、すうっと降りてくる、でも柔らかくてあたたかいハーモニー。クォーツもいつの間にかそばにいてキラキラな伴奏をしはじめました。音の粒はガラスの漏斗を伝って、よりいっそう響き渡り、この部屋いっぱいに満たしていきました。

話しこんで時間が過ぎるのもわからず、気づけばきっと今は真夜中。周りが静かすぎて、わたしたちだけが起きているは明らかだった。キャンドルはあと少ししか残っていない。逆に積もり積もった話はずいぶんな高さになっていた。

標本2:「change」

『変化』 … たまご、幼虫、さなぎ、成虫。

昨日、焼きそばを作って食べた。
今日の遅刻。
明日は発熱、インフルエンザを発症する。

The new sound is… 新しい音がする(2017):再生、再構築、リメイク、スタート、新しい、変化、次へ

ミルクを温めようとしてうっかり吹きこぼしてしまうことは、よくあること。
パンが知らぬ間にかじられていることは、よくあること。
メガネをしたままお風呂に入ってしまうことは、よくあること。

すっかり街の人、といった風に、この頃石畳の上しか歩いていない気がする。踏み締める草の香りや、木々がサワサワおしゃべりする音、水辺の緩い土手、会っていない。小さく遠くなってしまっているわたしは、ちょっと見えにくい。

今日はどれを使おうかな。