answer is 2020.11.12-11.29

扉を開けた向こうには、静かな空間が存在した。暗すぎることもなく、かといって明るすぎることもない、ちょうどいい光と、かすかに流れる風。しかし、何よりはっとしたのは、その風にのって漂っていたハーブの香りだった。

新しいクッションは古い布をつぎはぎしたもの。もっぱら最近はそれを抱え込んでウトウトしている。ガサガサの毛布とオンボロのソファ、そしてこのクッション。ずいぶんと寒くなったこの頃の仲間たち。窓からの光は薄いカーテンを通してさらに弱くなる。またすぐに夜になる。