深夜のお茶会

teatime in the midnight

とっておきの日に開けようと決めていたお茶は、ちょっと遅れたお祝い。
あつあつのボウルの蓋は、ずっとクンクンしていたいくらいの香り。
それはあたたかいミルクのような、こっくりとした余韻。

彼女はお茶があるとよく話す。どうやら少し酔うらしい。
たまにはいいんじゃないでしょうか。
ちょっと勢いつけるくらいでも。