start of journey 13s

(net_sc_day 17)霧がとても濃くて、水の中にいるようだった。髪は濡れて、着ている服も濡れた。せっかく高いところに来たけれど、景色は何も見えなかった。ただただ周りを白く細かい粒が流れていった。当然寒くて、こんな格好で来たことを後悔したけれど、でも半分は、今だけの冷たさを思う存分味わううれしさで満ちていた。