月が明るかったので、迷うことなく歩き続けることができた。いっこうにひかない熱は、目も開けていられないほどだったけど、それでも進んだ。後ろからついてくる存在のことは、あまり気にせずに。圧倒的な沈黙は、体全体で受け取るよう。お守りは新しいもの、水は冷たすぎるくらいで。少し喉が痛いのも、明日になれば落ち着いているだろう。
月が明るかったので、迷うことなく歩き続けることができた。いっこうにひかない熱は、目も開けていられないほどだったけど、それでも進んだ。後ろからついてくる存在のことは、あまり気にせずに。圧倒的な沈黙は、体全体で受け取るよう。お守りは新しいもの、水は冷たすぎるくらいで。少し喉が痛いのも、明日になれば落ち着いているだろう。