days

昨晩はあまり眠れなかったから家に帰ったら少し眠ろうと思っていたけれど、たまったシャツのアイロンをかけたり、なくなってしまったグラノーラを焼いたり、まったく片付けない彼女の部屋の掃除をしたり、そんな細々したことをしているうちに気づけばもうすっかり日は暮れてしまっていた。暗闇と静けさが満ちていく部屋の中で、鈍い眠気をずうっと鼻の奥に抱えたまま、届いていた本の梱包を解いた。発売されるのを待っていた本だったのでとりあえず第一章だけ読もうとしたはずが、けっこう読み続けてしまった。

少し、細々、第一章だけ…のような。

だいたいそんなものの積み重ねで、わたしの日々は構成されている。