circle

コーヒーの香りに誘われて、彼女が2階から降りてくる。けれど彼女はコーヒーを飲むことができないので、わたしが飲んでいる姿をチラッと見ただけで、そのままサークルの中に入ってしまう。大事な箇所が抜け落ちた円の中、彼女は気持ちよさそうに昼寝をしはじめる。そして出来立てのまっさらな夢で、その穴をどんどん埋めてゆく。