afterglow

秘密にしてしまおうと真夜中こっそり小箱に仕舞ったメッセージは、いつのまにか彼女に引っ張り出されていた。それは深い深い青のインクで新しい言葉が上に重ねられ、先に何が書いてあったのか、もはやまったくわからなくなっていた。うらめしそうに紙を眺めるわたしに、「うまくいれられた気がする」と彼女はまったく気にもしない素振りで、温かいお茶を出してきた。